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ピアノの状態により「調律」の他に「調整」や「修理」が必要になる事が有ります。
どの程度の調整や修理が必要なのか、調律師に点検見積してもらう事をおすすめ致します。
調律は「弦の音の高さを整える作業」であり、タッチや音色を整える調整は別です。
タッチは「整調」、音色は「整音」という作業になり、修理が必要な状態の場合は先に修理を行います。
ピアノは約5,500個もの部品で出来ており、全鍵盤の部品調整が整ってこそ、弾き易いタッチと豊富な音色になります。
ピアノの良さは、①音色を自由に変化が付けられる②音の強弱が滑らか③タッチによる微妙な曲表情が豊かに付けられるというところにあります。
不十分な調整や修理が必要なピアノでの練習は、おかしな演奏癖を付けてしまったり、演奏者の上達を妨げたり、可能性も埋もれさせてしまう場合があるので注意が必要です。