A.
鍵盤は同じ様に並んでいますが、構造・音・弾き心地・耐久性・表現力が違います。
ピアノと同じ構造ではなく、ピアノの弾き心地に近づかせて似せた電気製品ですので、代わりではありません。
また、電気製品の為に耐久年数も短く、故障時の修理は高額です。
音もピアノ音を録音したデジタル音をスピーカーから出しています。
デジタルピアノは譜読み程度ならばさほど問題ありませんが、音の強弱や表情を付けて演奏をするのは、そこまで精度良く作られていませんので演奏表現がどうしても乏しくなります。
音の強弱や音色の変化が滑らかに付け難い構造だからです。
その点、ピアノは耐久年数が長く、弾き手が音色を自由に変化させて音の強弱や表情豊かに弾く事が出来ます。
両手で演奏するようになる頃には、音色や強弱、表現力が求められますので、必ずピアノに買換えが必要になります。
楽器店は買換えをしてもらえばもらうほど、儲かり喜びます。
例)キーボード→デジタルピアノ→アップライトピアノ→グランドピアノ
長くレッスンする事を考慮すると、始めからピアノを購入する方が金銭的にも安く、長く使用出来、上達も望めます。
デジタルピアノのメリットとデメリット
◎メリット:音量調節可、ヘッドホン使用可、MIDI端子接続が可、音の種類やリバーブ(残響効果)が有る、調律不要
×デメリット:アコースティックピアノと比べて音とタッチが違う、強弱や音色が滑らかに演奏が出来ない、耐久年数短い、故障時の修理費用が高額、処分費用が高額